スノーボードのウェアを買うときのポイントと快適に使う秘訣

スノーボードで快適さを大きく左右するウェアの選び方、なかなか難しいですよね、、、
上下ウェアを揃えたけど、ゲレンデで着てみたら暑い!
気温が高めと思ってラフな格好にしたら風が強くて寒い!などなど
今回はシーン別や個人差を考慮してどんなウェアにすればよいか解説!
快適にスノーボードを楽しめる一助になればと思います!

スノボウェアって普通の服と何が違うの?

スノボで使用されるウェアは以下の特徴があります。

  • 防寒性
  • 耐水性
  • 快適性(湿度調節機能)

順に解説しますね!

防寒性

言わずもがな、スノボは冬の外で行うスポーツです。
そのため、ウェアは寒い環境の中でも暖かく、快適に保ってくれる役割があります。
体温をウェアの中にとどめてくれるおかげで極寒の中でも暖かくいられるというわけです!

また、気温はそこまで低くなくても風があると体感温度が下がり、寒く感じることありますよね?
ウェアには防風性もあるため、人が寒いと感じる要因から守ってくれるんです!

耐水性

スノボをしていると休憩や仲間を待っているときに雪に座ることがあります。
その座っている間、耐水性がない場合、どんどん雪が水として服に浸み込んできてお尻がびっちょりになってしまうことも。

ウェアには耐水性があり、雪に座ったりしていても浸み込んでこないようになっています。

雪が降っている中滑っていても、耐水性がないと付着した雪が浸みてきますが、ウェアであればそのような心配はありません。

快適性(湿度調節機能)

ウェアの中の湿度を逃がしてくれる機能が備わっています。
スノボもスポーツなので、体が温まってくると汗をかいたりします。
その時に、湿気を外に逃がして快適な状態を作ってくれるのです!

ウェア内の暖かい空気はそのままに湿気だけ逃がしてくれる不思議な話ですよね(笑)

さらに快適で言うと、スノボ用に作られたウェアであれば、スノボでの動きを考慮しているため、動いているときに動きが阻害されないようにしてあります。

ウェア購入時の注目ポイント

では、ウェアを買うときには何に注目して買えばよいのでしょう…
ずばり、耐水圧と透湿性です!

耐水圧

耐水圧とは水の浸み込みにくさを示した数値です。
定義は省きますが、この数値が高ければ高いほど濡れにくいウェアと考えてOKです!
表記は”〇〇〇mm”といったように書いてあります。

ウェアを選ぶ際には10,000mm以上あれば快適にスノボを楽しめます!

透湿性

透湿性とは、ウェアの中の蒸れにくさを示した数値です。
この数値が高いほど、湿気を外に逃がしてくれる性能が高いことになります!
表記は “〇〇〇g/㎡” もしくは “〇〇〇g/㎡/24h” などといったように書いてあります。

ウェアを選ぶ際には10,000g/㎡以上あると快適ですね!

安いウェアで耐水圧が非常に高いものもありますが、透湿性が低いものがあり購入の際は注意が必要です!

ウェアにあると嬉しい機能

ウェアに備わっている機能であると嬉しい!というものがいくつかあります。
ウェアを購入する際の参考にしてください!

リフト券入れ

ウェアの中にはリフト券を入れて置けるケースやポケットがあるものが存在します。
ジャケットやパーカーの裾の部分に、透明でリフト券をすぐに見せられるケースがついているものや、最近多いICチケットを腕のポケットに入れられて、腕をかざすだけでリフトに乗れるものなどなど。

パスケースをカラビナで下げておくパターンもありますが、ぶらぶらして邪魔という人にはお勧めの機能です!
私は腕にリフト券を入れられるウェアがお気に入りで重宝しています。

パウダーガード

パウダーガードとは、雪がウェアの中に入らないようにするための機能です。
ウェアの上下問わず、備わっていることがあります。

パウダーガードがない場合、舞い上がった雪や降っている雪がウェアの中に侵入してきて非常に冷たい思いを一日するなんてこともあります。
新雪や雪が降っていない時でも、転んだ時に雪が侵入してくるケースも考えられるので、あると嬉しい機能です!

パンツについては、ブーツに雪が侵入してこないよう、裾にパウダーガードがついていることが多いです。
パウダーガードがないと、結構ブーツに雪が入ってくるんですよね…
スノボに慣れてきてあまり転んだりしないよって方も、パウダーガードはお勧めします!

ベンチレーション

ベンチレーションとは、ジップを開けてウェアの通気性をよくするための機能です。
いくら透湿性があれど限界はあり、ウェア内の熱を放出したい!というときが出てきます。
このベンチレーションがあれば、ウェア内の空気を換気できるので暑がりな方には特におすすめです。

多くのウェアに備わっている機能ですが、ベンチレーションがあってもジップを開けなければ換気はされないので、この機能があるからといって寒いウェアというわけではないのでご安心ください。

ハンドゲーター/リストゲーター

手首から手の真ん中くらいまでウェアとつながっている伸縮性のある布があり、グローブの中に一緒に入れることで、グローブ内への雪の侵入を防ぐ機能です。

グローブ内に雪が侵入するとしばらく手が冷たいうえ、グローブを乾かすにも苦労するので、意外と効果が大きい機能だと思っています。

私が購入したウェアはすべてハンドゲーター/リストゲーターがあって、雪が侵入しやすい状況でも、グローブに雪がないることなく、1日快適に滑ることができています。

快適なスノボのためのインナー選び

ここまでウェアを買うときのポイントを述べましたが、ここからは快適にスノボをするためのウェアの使い方を伝授します。

結論を言うと、インナーでうまく調節をしましょう!!

肌着の上からウェアだけの場合、高機能なウェアでも寒い場合があります。
逆に気温が低い日にモコモコのインナーを選んで熱がこもりすぎて暑いということも。

インナーの選び方で快適度が変わるので、様々なパターンでおすすめを紹介します!

シーズンに合わせたインナー

スノーボードはウィンタースポーツとはいえ、長い期間で楽しめるスポーツ。
時期によって大きく気温が異なるため、その時々に合わせたインナー選びが重要です。
ここでは、時期によってどんなインナーを選べばよいか解説します。

シーズン初めや春先

ゲレンデがオープンし始めた12月上旬や、シャバ雪になってきた春先には薄手のインナーをお勧めします!
ゲレンデについて少し寒いと思っていても、気温がそこまで低くないため、身体が温まりやすいんです。

長袖の速乾吸収インナーであれば、汗をかいてもインナーが汗で濡れることもなく、ウェアの機能で湿気も少ない状態が作れますよ!

シーズン初めや春でも通常の長袖を着ていると意外と暑く、蒸れやすいため、長袖インナー、お勧めです!

トップシーズン

トップシーズンは通常の綿ではない長袖まで着た上にウェアを着ることをお勧めします。
(綿の長袖は蒸れやすく、汗をかいたときに乾きにくいのでお勧めしません!)
特に寒い日や風が強い日などにさらに着込む場合におすすめなのは、ベストタイプのダウンです!

なんで長袖ベストじゃないの?と思った方もいるでしょう。
理由は動きやすさにあります。

長袖ダウンだと体の動きを抑制してしまう場合があり、滑っていてインナーが邪魔になります。
ベストタイプのダウンであれば袖がないため、体の動きを邪魔しません。
(ゴワゴワしているダウンは動きづらいので、軽量かつ暖かいものを選びましょう)

また、腕部分が薄めになってしまっても、腕以外の上半身が保温されていると結構あったかいのです!
背中、胸、脇腹に暖かい素材を使用して、それ以外は軽く作られているウェアがあるほどなので間違いないです。

他には、暑がりの方の場合、注意が必要で、肌着に発熱性機能があるものを使用される方もいますが、おすすめはしません。
すごく寒がりなんです!という方以外は滑っていて暑くなってしまう恐れがあるからです。

基本的に汗や人の体温に反応して発熱をするのですが、これをスノーボードで使用すると、体が温まったころにさらに発熱をして、暑くなってしまう悪循環が起こります。

筆者も経験し、快適とは到底思えず、発熱性の肌着を着用することはなくなりました(笑)

ただし、暑がり以外の方にとっては、発熱性インナーは快適にスノボをするための強い味方になりますので、一度使用してみて自分に合っているか確認するとよいでしょう

プロテクター

筆者が一番お勧めしたいインナーがプロテクターです。
プロテクターは、転んだ時に衝撃を和らげる緩衝材が必要なところに入っています。
この緩衝材があるだけで結構暖かく、それでいて転んで痛みを減少してくれます。

スノボ用のプロテクターであれば、スノボの動きを想定して作られているので、動きを邪魔することはありませんし、緩衝材以外のところは速乾性生地でできているものが多いため、蒸れて不快な思いもほとんどしません。

トップシーズンだけでなく、シーズンを通してプロテクターをインナーに選ぶことをお勧めします!

(参考)筆者の最強ウェアの着方

あくまで参考程度ですが、、、
とても暑がりな筆者がたどり着いたウェアの着方を教えます。

シーズン初めや春先          :速乾性インナー+ウェア(もしくは普通のパーカー)
トップシーズン(気温高め)      :速乾性インナー+プロテクター+普通のパーカー
トップシーズン(気温が低い時)    :速乾性インナー+プロテクター+ウェア

正直極端な例にはなってしまいますが、上記でスノーボードを快適に楽しんでいます。
普通のパーカーは通気性の良い、化学繊維でできた少し濡れづらいものを使用しています。

先述しましたが、発熱性の肌着は蒸れてしまい、快適には程遠かったです。
シーズン初め・春先はともかく、トップシーズンについては字面は寒そうですが、プロテクターを着ているとちょうどよい暖かさで重宝しています。

暑がり体質の方はもしかしたら参考になるかもしれませんが、試す場合は寒くても対応できるようにウェア等も持って行ってください(笑)

まとめ

いかがだったでしょうか。
この記事の内容をまとめますね!

  • スノボウェアには 防寒性 防水性 快適性 が備わっている!
  • 耐水圧と透湿性に注目してウェアを選ぼう!
  • リフト券入れなどの欲しい機能があるか確認しよう!
  • インナーを使い分けよう!(プロテクターおすすめ!)

少しでも快適にスノボが楽しめる助けになっていれば嬉しいです!
皆さんが気に入ったウェアに巡り合えますように!

他にも、
”こんな快適術を教えてほしい!”
”この記事のこの部分をもっと詳しく教えて!”
といった要望があればぜひコメントください!

コメント

タイトルとURLをコピーしました